ASPとは、Application Service Providerの略で、ソフトウエアを購入するのでは無く定額料金で使えるようにするサービスのことです。少し前はSAAS(software as a service)とも呼ばれ、経済産業省主導で、JSAASという国家的なプロジェクトがありましたがすぐにポシャりました。また同時期にサーズという伝染病が猛威をふるった影響もあり、この言葉はあまり使われなくなりました。
また、クラウドサービスという言葉が一般化する前は、ASPが同義語として使われていて、
クラウド会計は会計ASPと呼ばれていました。
2000年のネットバブルの時代には雨後の筍のように会計ASPのサービスが現れました。ですのでクラウド会計はそんなに新しいサービスではありません。
話はそれましたが、ASP型モデルには、Dropboxやクラウド会計ソフトなどの定額制のサービスがこれに該当します。最近はマイクロソフトやAdobeも定額制のサービスにシフトしています。
私が主宰するこがねむしクラブというサービスもこれに近いものです。
ソフトウエアの開発と、マーケティングが必要ですが、ストックビジネス化するためには最強のモデルと言えます。
この後、スポーツクラブや定期購入のモデルを紹介しますが、他のモデルと比べてソフトウエアのASPはデジタルデータが商品なので、変動費が非常に少ないのが特徴です。つまりいくら売上が増えても製造原価はほとんど変わりません。在庫も必要なく。拡張性はほぼ無限大です。
売上アップの公式にあてはめると
売上=見込み客×成約率×単価×購入頻度
見込み客★★★ 粗利益率が高いので、広告費を多くかけ見込み客を多く集めることができます。
購入頻度★★★★ 会員制モデルで、継続課金を行うため、購入頻度が高くなります。
単価★ 単価は比較的、低めになります。
今回新たに、粗利益アップの公式も追加してみます。
粗利益=見込み客×成約率×(単価×粗利益率)×購入頻度
※粗利益率(売上総利益率、限界利益率)とは、(売上-商品原価)÷売上 です。
粗利益率★★★★★ ASPモデルは、粗利益率が非常に高くなります。
Work:
あなたのサービスを、売りきりではなく、ASP化できないだろうか?