
商品を松竹梅の値段設定にすると、真ん中がよく売れるというのは知られています。
売れなくてもいいので超プレミアムの高い商品をつくるという作戦です。
以前紹介した、ロイヤルブルーティーの1本30万円の日本茶がこれです。
感覚が狂って、1本3万円のお茶もありかなと思えてしまいます。
今、このブログの読者さんから薦められて
ザ・プロフィットという本を読んでいますが
この中で紹介されている製品ピラミッド利益モデルは、
松竹梅モデルに似ています、
しかし、さらに深く考えられた戦略です。
例えば、ガソリンスタンドの、レギュラー、プレミアム、スーパープレミアムは
できの悪い製品ピラミッドと書かれています。
こだわりが無ければレギュラー、ハイオク専用車なら仕方なくプレミアムを入れますが、スーパープレミアムを入れる理由がありません。
ピラミッドが異なる価格帯の単なる寄せ集めであってはならない
深い。。。
低価格帯商品は、他の競合商品が市場シェアを断ち切るファイアーウオール
例として、バービー人形を挙げています。
普通のバービー人形は20から30ドルで売っていますが、
10ドルのバービー人形で廉価市場への他社の参入を封じ込める、ファイアーウオールをつくります。
それより大事なのは顧客の特性を知ること。
10ドル商品の対極に100ドルから200ドルのバービー人形があります。
これは、子供時代バービー人形と遊んだ思い出のある人たちが大人になったときにコレクターズアイテムとして買う。
いわゆる大人買い市場
私たちの世代が、サンダーバード2号のディアゴスティーニの模型を十万円以上で買う感覚です。
つまり重要なのは、現在と将来を結ぶすべての顧客を理解すること
work:
あなたの商品群で、松竹梅をつくることはできないだろうか?
さらに、それを顧客特性にあわせることはできないだろうか?