小資本の起業家向きビジネスモデル4 マッチング型 ビジネスアイデア100連発その34
小資本で起業できる4つめのビジネスモデルはマッチング型です。
古くからあるマッチング型の代表は、賃貸不動産の仲介です。
貸したい人借りたい人の間をとりもつビジネスモデル
結婚紹介所、調理師紹介所なども昔からあります。
マッチング型ビジネスが飛躍的に進化したのは言うまでも無くインターネットの影響です。
ネット広告により今までマッチングできなかった組み合わせも可能にしました。
出会い系サイトなど、おおっぴらにニーズを公表できない人たちの顧客化も可能にしました。
余談ですが、下記で紹介する税理士のマッチングサイトを通じて、
出会い系サイトを始めたいという男性から顧問契約の依頼がありました。
「ほんまに、出会えることってあるんですか?」
「出会えるわけないですよ、僕が女性のふりしてメール返信しますから」
案の定こういう不届きな会社はすぐにポシャりました。
先述した、税理士のマッチングビジネスはここ10数年成長してきました。
元々、税理士を探している企業がどこにあるのかが分からなかったのですが
Google やYahooのPPC広告の活用により、潜在的なニーズの掘り起こしに成功しました。
2000年代のはじめの頃、まだ税理士事務所のホームページを持つ人が少なかった時代、
私はわりと早く独自ドメインのWEBサイトを持っていました。
神田昌典さんのエモーショナルマーケティングの影響で、
情報満載のかなりごちゃごちゃしたホームページを自作でつくっていました。
京都のラーメン情報なども載せていて税理士らしくなく敷居が低い雰囲気が伝わったのか、
税理士のマッチングサイト経由で多くの契約を結ぶことができました。
顧問先側の負担はゼロ、かなり高額の手数料を税理士側が支払うのですが、
税理士顧問契約はストックビジネスで長期契約になるため、
結果的には三方良しになります。
しかしながら、割のいいビジネスかつ参入障壁が低いので
税理士関係のキーワードの広告費が高騰し、
その後PPC広告も厳しくなったようです。
それでも今でも、税理士紹介サイトから良くメールが来ますので
まだまだ事業としてはなりたっているのだと思います。
このように、このマッチング型の弱点は
誰でもでき参入障壁が低く過当競争になりやすいところだと思います。
WORK
あなたのよく知る業界で、需要と供給をマッチングできることはないだろうか?