会員制モデル7 コストコ型 ビジネスアイデア100連発その15

郊外にあるアメリカ資本の巨大店舗コストコは、会員制で年会費4000円を支払うことで買い物ができます。

アメリカンスタイルの大量買いが特徴で、大家族の買い込みや、パーティの時に威力を発揮します。

コストコの2014年度の決算書では、売上高13兆円に対し営業利益は3800億円、会費収入は2900億円です。

つまり営業利益の大半は会費収入ということになります。

商品の販売自体ではあまり利益がなく、会費収入で利益を得るビジネスモデルです。

会員は商品を安く買うことができ、会員を継続するモチベーションになっているのです。

これを飲食店に応用したモデルとして、原価バーというのがあります。

 

入場料1500円ほどを支払うと、お酒が原価で安く飲めるという仕組みです。

たとえばサントリーの山崎が一杯200円で飲めます。

お客さんは、普段外では飲めない高いお酒も原価で飲むことができお得感があります。

基本的お店の利益は一人あたり1500円なので、再来店率を上げるために顧客満足度のアップにフォーカスするので、良い循環になっているようです。

コストコ型のポイントは、利益を会費と商品の粗利益に分解したところだと思います。

どこで儲けを出すのかを考える。

飲食店では、生ビールを安くしてフードで利益を上げたり、その逆にドリンクで儲けるなどが行われていますが、原価バーの場合をそれをもっと極端に利益のポイントを分けています。

 

WORK

あなたのビジネスの利益を、会費収入と商品の粗利益に分解することはできないだろうか?