コカコーラのビジネスモデルの特徴として2つを挙げることができます。
① 原液ビジネス
② マルチチャンネル
コカコーラはボトラーというフランチャイズ制を敷いています。
因みに、日本ではトップリーグのラグビーチームも持つ
九州のコカコーラウエストが一番大きいらしいです。
アトランタの本社から原液を、世界中のボトラーに卸して、それぞれのボトラーが原液に炭酸と香料を加え瓶詰めして、徹底的なマーケティングを行います。
当然ながらコカコーラの本社はめちゃくちゃ儲かります。
ストックビジネス度も非常に高いです。
あの世界一の投資家ウォーレン・バフェットが大株主であることから窺い知れます。
天下一品や神座などの有名なラーメンチェーンは、スープの原液をフランチャイズに卸すコカコーラ方式をとっています。
このポイントは原液の味だけでなく、圧倒的なブランディングではないでしょうか?
この原液商法はデジタルなものより、アナログなもののが方が向いてそうです。
コカコーラのもう一つのマーケティングの特徴はマルチチャンネルです。
コカコーラの販売チャンネルは大きく3つに別れます。
① 量販店 スーパー コンビニ
② 自動販売機
③ 飲食店
儲かる順番は
③→②→①
ではないかと思います。
量販店の場合値引きがあるので利益率は低いですが
広告宣伝の効果が高いと考えられます。
瓶詰めのいらない、飲食店のドリンクバーが一番利益率が高そうです。
自動販売機は、圧倒的に売れる数量が多そうです。
またコカコーラブランドの赤い自動販売機で、
日本のボトリング会社の独自商品である缶コーヒーを販売できるのも魅力だと思います。
このように同じ商品でも、違うチャンネルで金額を変えて売るというのは、
他のビジネスにも応用できそうです。
友人のセミナー講師は、ほぼ同じ内容のセミナーコンテンツを、
一般人向けには数千円で、経営者層には数十万円で提供しています。
同じような原液を使っていても、お客さんによって違うパッケージにして
全然違う金額で売るというのも有りだということがわかります。
法人向けと個人向けでは、全然金額を変えて売ることができると思います。
ただし、ブランドを変えるとか、会社を変えるとか、パッケージを変えるなどの作戦が必要となりますね!
work :
原液を、売る形のビジネスを作れないだろうか?
同じ商品を、見せ方を変えて違う顧客層に異なる値段(高額)で販売することはできないだろうか?