ブルーオーシャン戦略とは競争のない新たな市場を切り拓こうという事業戦略です。
そのブルーオーシャンを見つけるための4つのアクションとして
取り除く 減らす 付け加える 増やす
があります。
特に、このうち取り除くと減らすアクションは有効です。
例えば1000円で10分間の理髪店QBハウス
私も以前行ったことがありますが、
通常の理髪店のサービスから
シャンプー ひげそり を取り除きました。
カットした後シャンプーする代わりに、掃除機のようなもので切った髪の毛が吸い込まれます。
とりあえず、髪の毛は短くなるので、時間とお金を節約したい人にはありがたいサービスです。
そのほかには、LCC
先日北海道にいくのにピーチ航空に初めて乗りました。
関空と札幌往復で18000円でした、東京往復の新幹線よりも安い
その代わり機内サービスはありません。
座席は、ぺらぺらと薄く、後席の人の膝が動くのを感じるくらいです。
関空では巡回バスでの移動が必要な辺鄙な場所に搭乗口があります。
とにかく徹底的にサービスを省く代わりに安くして、潔ぎよささえ感じました。
その他の例を挙げると
セブン銀行 通常の銀行業務のうちATMだけに特化しています。
カーブス スポーツクラブですが、プールなどの大きな施設を取り除き出店場所の選択肢を広げ、買い物のついでに気軽に立ち寄れる環境を作りました。
一回あたり30分、料金も普通のスポーツクラブの6割程度
このように、既存のビジネスから思い切ってサービスを取り除いたり、減らしたりすることにより、髪を短くする、移動する、運動不足を解消するなど問題解決型のニーズ系 サービスで、お金と時間を節約したい顧客に訴求できます。
私のいる税理士業界でいえば、そんなに儲かってないから節税対策は不要、兎に角安く早く税務申告したいという層に対しては、クラウド系のツールを使って、入力作業を減らし訪問を省くサービスが主流になって行きますが、これは誰でも真似できるので更なる差別化をしないとレッドオーシャンでの低価格競争となる可能性があります。
これは、売上アップの公式のうち顧客数を増やす戦略なので、顧客数が増えると作業量も比例して増えるストックビジネス化されていない労働集約的な業種でこれをやるのは危険かも知れません。
QBハウスのような徹底的な工夫が必要ですね。
WORK
あなたの事業から、取り除いたり減らしたりすることによって、
顧客のニーズに応えることはできないだろうか?