このブログを書くに当たって色々なビジネスモデルに関する書籍を読みましたが、一番わかりやすくまとまっていたのは、平野敦士カールさんの「カール教授のビジネスモデル集中会議 ビジネスモデル」です。
カール教授は、ビジネスモデルを3つの箱に分けています。
ビジネスモデルの3つの箱
製造過程 商流(バリューチェーン)
↓
顧客価値(何をいくらでどのような価値を提供するか)
↓
顧客(誰に)
この3つの箱を従来のものやライバルのものとどう変えるのか?
今回は「顧客を変える」ということについて考えてみたいと思います。
顧客を変えるとは、B to B だったものをB to Cに変えたり、その逆にしたりすることが考えられます。
富山の薬売りの商法を、お菓子に応用した「オフィスグリコ」は、個人のお客様から法人へお客様を変えています。B to C から B to Bへのシフトです。
個人向けの話し方教室の先生が、法人向け研修も行うことも同様です。
メーカーが、一般消費者に直販するのは、B to BからB to Cへのシフトです。
ベネッセは、進研ゼミによって、事業者に教材を販売していたのを、直接、小中校生に通信教育を行うスタイルに顧客チェンジを行いました。
また、同業者向けにノウハウを提供するというパターンもよく見られます。私もこがねむしクラブという会員制ビジネスの顧客のほとんどは同業者である税理士です。
顧客の層を切り替えることによって、新しい市場が拓けることがあります
WORK
顧客をBからCに、CからBに変えられないだろうか?